更年期障害は、西洋医学では主にホルモンバランス崩れが原因と言われています。これに対し、東洋医学では加齢による『腎』といわれる機能の衰えが原因になるとされています(腎虚)。
『腎』は、身体の機能全体を司る五臓(肝・心・脾・肺・腎)の中で、一番、加齢の影響を受けてしまいがちです。そのため、更年期障害の患者様のほとんどが、加齢による『腎』の衰えが原因であるといわれています。
『腎』は生殖機能や、身体に指令を出す自律神経を正常に動かすためのホルモンの分泌、水分代謝を司ります。『腎』が正常に作用し、ホルモンが正しく出続けることで、自律神経が正常に働きます。
身体全体の機能を束ねる自律神経の機能が壊れてしまうことで、自律神経失調症と言われるような、不眠やイライラ、顔のほてりといった、更年期障害の症状が発生してしまうのです。
クリニックでの漢方・ホルモン剤での治療スタート同時に、
ココカラコースにて鍼灸アロマコースを週に2回のペースで2ヶ月
症状がおちついてきたので月に1回のペースへ
半年目にはほとんど気にならなくなり、クリニックでの投薬治療も減量。
2ヶ月に1回のペースで体調管理されている。
1ヶ月目 鍼灸ロングコースで週1回通院開始
自宅でのお灸やアロマオイルでのセルフケアは毎日行った
2ヶ月目に入り、症状は緩和。
いまは1ヶ月に1回のペースで体調を管理されている。
生理不順は、ストレスや食生活、睡眠など生活習慣のみだれ、ホルモンバランスの乱れなど様々なことが原因でおこるとされています。東洋医学的には血や気が不足したり、滞ったりすることが原因でおこるとすることが多いです。そのため、まずは脈の状態や全身のツボの状態を把握し、適切な施術をおこなっていきます。
鍼灸アロマコース 2週間1回。 鍼灸ロング 月1回。
同時にクリニックにて漢方処方あり。
ストレスに関わるツボに鍼灸をしながら、自律神経を整える。リラックス効果の高いアロマセラピーを併用しカラダの心身を癒していく。
家での呼吸法、簡単なストレッチ、アロマの芳香浴、セルフケアを指導。
食生活での食べ過ぎをアドバイスし、ハーブティーの内服をすすめた。
3ヶ月目から月経が整うようになってきた。
鍼灸60分月2回 アロマ60分月2回
同時にクリニックで漢方などでの内服治療あり。
手足の極度の冷え症をともなう無月経で来院。食事内容も不規則で栄養も偏っていると判断し、食事指導も同時に並行して行った。
上記の内容で施術をうけていただき、家での簡単なセルフマッサージ、ストレッチなど施行。漢方内服も行い、冷えが徐徐に改善。
6ヶ月を経過したあたりから自発的な月経が戻ってきた。
東洋医学では冷えの状態を、やる気・元気の素である「気」、栄養をはこぶ「血」のめぐりが悪い状態であると考えます。これらのめぐりを改善することを考えた治療をしていきます。また、疲労や老化とともに「腎精」(生命のエネルギー力)も消耗するためこれを補う治療をします。
その他、食生活もみだれで胃腸が弱ったり冷えたりすることや自律神経がみだれることによっても冷え症はおこります。同時に、むくみなども伴うことが多いので一緒に対応して行く必要があります。
鍼灸60分毎週1回通院。
自宅で、胃腸と冷えにたいするお灸とアロマオイルによるマッサージを毎日おこなった。
食生活の改善と、漢方薬の内服で1ヶ月で徐徐に改善。
現在はセルフケアを1ヶ月に1回の鍼灸アロマでメンテナンスできている。